1. 水圧の特徴
・水道水を使う水圧は、使用温度0°C以上、防錆・耐磨耗性などを考慮した部材・シールが必要となりますが、近年これらの部材・シール素材の向上により油圧や空気圧とは違った新たな市場ニーズが期待されています。
・外部に漏れても水なので汚すことがなく、火気のあるところでも問題ないところから、環境性・安全性を重視する市場に向いています。
2. 水圧の構成
・大きく分けて下記二つの方式があります。
1)油圧と同様に、水がタンク→水圧ポンプ→バルブ(行き)→アクチュエータ→バルブ(戻り)→タンクのように水圧回路内を循環する方式。
2)水道水圧を利用して水道配管→バルブ(行き)→アクチュエータ→バルブ(戻り)→下水などに放出する方式。(水圧ポンプとタンクが不要です)
・『フルードパワーの世界』(水圧入門編)
・当工業会では将来のフルードパワー技術者を育てるために、下記入門編を作成して、全国の高等専門学校などに無料配布し、会員企業の技術者が出向いて講義を行うなどしています。
・ | 水圧の世界 |
・“水が機械を動かす!”(ADSリーフレット)
・水圧部会の活動は、水圧駆動システムの啓蒙・普及、技術資料の出版、見本市出展、市場調査など多岐に亘っています。水圧駆動システムを分かり易く解説したリーフレットも制作しました。
JFPA水が機械を動かす「水圧駆動」の技術Ⅱ 2014 | |
JFPAADSサプライヤーリスト 2014 |
・なお、英文版リーフレットも下記に用意しておりますので、ご利用ください。
JFPA Water-the new power for machines!2014 | |
JFPA Aqua Drive System Supplier List 2014 |
当会の技術委員会・水圧部会では水圧駆動の現状や水圧部会の活動などを紹介するブログを立ち上げています。
油圧、空気圧と比べてまだ馴染みの薄い「水圧」について広く理解して頂きたく存じます。
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