一般社団法人日本フルードパワー工業会会長の川瀬正裕です。当工業会は、1956年に油圧機器工業会、日本自動機器工業会が発足し、その後名称変更、合併等を経て、1999年に水圧機器を事業に追加し、2012年に油圧機器、空気圧機器、水圧機器を所掌する一般社団法日本フルードパワー工業会に至っております。
工業会の事業としては、需要対策事業、国際交流事業、標準化事業、技術調査事業、広報・PR事業、中小企業関連事業、振興対策等その他事業の7事業を中心に、業界に関する課題の解決に向けた活動を行っております。活動詳細は、HPを参照していただければと存じますが、特に、近時では、業界の将来を担う人材づくりと我が国の課題でもあるDXやGXの推進に対して、若手技術者懇談会、技術研修講座、国家試験対策講座の実施、そして、IOT部会の活動などを通じて、その推進に力を注いております。
また、3年毎に、フルードパワー国際見本市(IFPEX)を実施しており、内外のフルードパワー関連会社が一斉に最新製品の展示紹介を行っております。その他、統計調査の実施や関係省庁等と連携を図ることで、関連する情報の提供を行っています。
フルードパワーは、自動車から建設機械、工場の自動化など、様々な産業において幅広く使われ、我が国の製造業の発展に寄与しております。今後も工業会の活動を活発化させ、我が国フルードパワー業界の未来を切り拓いてまいります。