1. 空気圧の特徴
・大気中の空気を圧縮させ、空気の圧力エネルギーを使って物を動かし、戻りの空気は大気中に放出させます。
・圧力は一般的に0.1~1MPa(1cm2の面積に約1~10kgの力)で油圧と比べて小さく、圧縮性流体のために精密な速度制御は出来ませんが、取扱いが簡便でかつ安価に自動化が達成できます。
・人間の仕事能力に近い仕事に適しているため、市場は多岐に渡り、あらゆる産業分野で使用されています。
2. 空気圧の構成
・大気中の空気はゴミや湿気が多く含まれているため、空気圧縮機(コンプレッサー)から送られた空気は先ず空気圧フィルタやエアドライヤを通して綺麗にして空気圧バルブを介して空気圧シリンダなどのアクチュエータを駆動させます。これは、空気圧機器やシールの寿命のために必要不可欠です。
アクチュエータからバルブに戻った空気は大気中に放出させるために、シューという音を聞くことがあります。
・『フルードパワーの世界』(空気圧入門編)
・当工業会では将来のフルードパワー技術者を育てるために、下記入門編を作成して、全国の高等専門学校などに無料配布し、会員企業の技術者が出向いて講義を行うなどしています。
・ | 空気圧の世界 |
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